グッド・シェパードと、スパイ映画の世界 > グッド・シェパードについて > 非常な諜報戦争

非常な諜報戦争

ここでしっかりと押さえておきたいのは、東西冷戦というのは実際に武力衝突をしたのではなく、水面下で、つまりは睨み合いのような状況、文字通り「冷戦」だったという点です。

表立って武力衝突を繰り返す戦争ではなく、水面下、情報合戦、技術合戦。そうしたものが行われていましたので、アメリカもソビエトも、お互いがどのような状況にあるのか知りたいわけです。そこで暗躍したのが諜報機関です。

アメリカにCIAがあるように、ソビエトにもKGBと呼ばれる諜報機関がありました。これは「ソ連国家保安委員会」という名称のものですが、東西冷戦時代にはCIAと一、二を争う組織とまで言われていたほどの巨大諜報機関なのです。

つまり、東西冷戦の構図はCIAとKGBの争いと言い換えても良いものなのです。諜報機関の仕事内容の全貌は今も尚不明な部分が多いのですが、最近断片的に当時の資料などが発見されたりし、多くの人を驚かせています。

スパイ同士で結婚した。恋愛結婚したらスパイだった…。そんな話は枚挙に暇がありません。結婚する事で相手に近づき、情報を集める。つまり、愛情ではなく仕事、諜報活動の一環として結婚までしてしまう…。それが東西冷戦時代の諜報活動員の仕事だったりするのですから、非常に冷徹な、まさに諜報戦争と言えるのではないでしょうか。

グッド・シェパードと、スパイ映画の世界

Copyright(C) 2010 - グッド・シェパードと、スパイ映画の世界 - All Right Reserved.