グッド・シェパードと、スパイ映画の世界 > グッド・シェパードについて > 東西冷戦とキューバ革命

東西冷戦とキューバ革命

このグッド・シェパードが舞台としている歴史事実、キューバ革命というのはどのようなものなのでしょうか。

キューバは今も尚、アメリカから経済制裁を受けてますが、その端緒を成しているのが言うまでも無くこのキューバ革命です。
結果だけをみるのであれば、アメリカの干渉に対してキューバの社会主義団体が武装蜂起し、独立を勝ち取った…という事になりますが、しかし、キューバは元から社会主義国家を目指していたという訳ではないのです。そこにはその当時の社会情勢が強く反映されているのです。

キューバ革命というのは、時代にして1950年代の話です。
この時は第二次世界大戦も終結し、表面上は国際平和がもたらされていた時代と言えますが、実はアメリカとソビエトとの水面下での争い、いわゆる「冷戦」の構造というのは国際的な緊張関係を作っていました。

つまり、アメリカと敵対するならソビエトを味方にするべきとも言える時代だったのです。キューバも当初は、アメリカとの平和的解決の方向を見出そうとしていたのですが、それが無理と解るや、ソビエトに接近。次第に社会主義に傾倒していく事になるのです。

つまり、キューバの社会主義は東西冷戦が作り出してしまった副産物とも言えるのです。

グッド・シェパードと、スパイ映画の世界

Copyright(C) 2010 - グッド・シェパードと、スパイ映画の世界 - All Right Reserved.